Interview 03

2018年 中途入社
所属:ふぁーもにー(2020年現在)
保育士、幼稚園教諭(2020年現在)
福岡 さん

一緒に働こう!

Q.保育士をされていた福岡さんが、障がい福祉のお仕事を選ばれたきっかけは何でしょうか?

先に保育士になるきっかけの話しなんですが、中学の時の職場体験で保育園に行きました。あまりにも楽しくて、夏休み中、通いましたね。最後に園長先生が「子供たちは楽しそうにしていたよ。家庭に事情がある子供にも寄り添えていたね。」と言ってもらえて嬉しかったです。

高校に入ってもその気持ちが変わらず、保育士を目指して福祉大学に入り、卒業して3年間保育園で働きました。やっぱりいい仕事だと思う反面、全力で子供たちと向きあっていたら、自分に子供ができた時に比較してしまうんではという気持ちを感じたんですよね。違う仕事をしてみたかった理由はそれだけではなかったのですが、大きなきっかけではありました。

具体的に転職を考えた時に、工場のライン作業ではなくやっぱり人と関わる仕事に就きたかった。保育園のような年長までの短い期間だけではなくて、一人の人と長く関わっていられる仕事を探しました。それが障がい福祉の仕事でした。

Q.なぜ豊明福祉会を選んだのですか?

福祉施設は色々あったのですが、豊明福祉会は子供の児童期から成人期も含めて長く一人の利用者さんと関われる事業所がいくつかあって、ここならいろんな経験ができると思いましたね。

あと地元というのも大きかったです。親には相談せず自分で決めたのですが、母親の知り合いが働いていたとかでなんとなく評判は知っていました。

こんなに伝わらない世界があるだと思いました。

Q.現在の事業所(部署)は放課後等デイサービスだそうですが、働いてみていかがですか?

もうすぐ3年経ちますね。放課後等デイサービスは学校が終わってから利用者さんがやってきます。

最初の頃は保育園とのギャップを感じていました。保育園児は視覚と言葉の投げかけで接していくのですが、障がいを持つ児童さんでは言葉で伝わらないケースもあります。言い方は良くないかもしれませんが、こんなに伝わらない世界があるんだと思いました。

Q.保育園での経験とのギャップをどう埋めていったのですか?

最初は一緒に働いている支援員に相談に乗ってもらったり、実際利用者さんに接しているのを見たりして、こんなカードを使っていたなと思ったら自分も作ってみたり、それでも伝わらないもどかしさがありました。でも少しずつこう工夫すれば伝わるんだ!という発見があって、利用者さんの表情が変わって目的の作業が進んだりすると「よっしゃー!」って嬉しくなりました。その繰り返しですね。

あとは最初は障がい福祉について知識がなかったので、基本的な知識の外部研修などちゃんと行かせてもらえました。

1年目でも3年目でも意見や感じていることは言える環境です。

Q.豊明福祉会は大きなグループですが、利用者さんへの支援方法などは事業所ごとの小さな単位で考えていると聞きました。どんな風に支援方法を考えているのでしょうか?

「ふぁーもにー」は利用者さんの定員が10名に対して、支援員は全員で6名います。児童さん一人一人の支援について「どんな部分をどう支援したら成長できるか?」全員で意見を出し合って会議をします。それは1年目でも3年目でも意見や感じていることは言える環境です。

「ふぁーもにー」は他の事業所とは違って、放課後の短い時間でさらに週1回、週4回と利用する時間は児童さんにとって様々です。だから保護者の方から学校や家庭での普段の様子を聞く事もとても大事で、支援のヒントになることもあります。

それらを踏まえて一人の利用者さんに対して支援計画を立てます。そして保護者の方に了解を得てから、支援員全員と共有して毎日の支援にあたっています。

Q.次に違う事業所の異動のタイミングが来たとしたらどこに行ってみたいですか?

そうですね、「ふぁーもにー」では児童という共通点で保育園での経験が活かせている場面もあるなと思っているんです。次は「メイツ」で大人の利用者さんで、さらに障がいが重い方もいらっしゃるんですが、経験してみたいと思っています。

そして「ふぁーもにー」を卒業した利用者さんもいるので、支援しながら「ふぁーもにー」での経験がどう影響しているかわかるのかなと思います。

これって最初に「ふぁーもにー」から働くことができた特権ですよね。

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